ぬしとの思い出

エストポリス伝記のリメイクが出てるらしい。


エストポリスエストポリス
(2010/02/25)
Nintendo DS

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このゲームはSFCのころ結構やりこんだ
思い出のある作品なので、いまやってるのが終わったら
やってみようかと思う。

の、だ、が。
発売から半年の今日、アマゾンで1375円
近所のゲーム屋では1200円だった。
どうも売り上げは芳しくない模様。


まあ仕方ないといえば仕方ない。
そもそもアクションRPGになってるとのことで
リメイクとはいえないことになってるし、
ストーリー的にたぶんエンディングも変えてないと思うのだが、
このゲームは、SFCで出た1、2の2のほうで、
(時系列的には2→1なので1も予定はあると思われる)
ぶっちゃけてしまうと、
ラストのエンディングがいまいちなのだ。
最後の最後で、とくに伏線もなく悲しいオチがつく。

いやSFCの2はいい。
これはあくまで「1があったうえの2」だから、
1の最初にこのエンディングは明示されており、
やり手としても覚悟して望める。
ただ1の未来を知らない層がいきなりこの
2の話をやったら、普通思うだろう。
「なんじゃこりゃ!」って
しかもアマゾンレビューによると、そのエンディングで一番いいところ。
(幼なじみの・・・ってところ)も
なんか変なことになってるとのこと。

まあ内容に関してはリメイクは未プレイなのでこの辺で。
今回はSFC版2について語ってみようかと思う。


まずこのエストポリス2、結論から言うと、
SFC当時としては、かなり未来を生きていたゲームだった。

普通のRPGではあるのだが、
雑魚敵はすべてマップアイコンになっており戦闘は回避しやすいし、
戦闘になっても逃げるを選べば確実に逃げられる。
「戦い」におもきが置かれていないのだ。

といってヌルいかといえばそうではない。
ほぼすべてのダンジョンにパズルの要素が秘められており、
「本当の敵は敵でなくマップ」なくらい難しい。
今にして思えばRPGってかパズルゲーな気もする。
・・・『世界一難しいパズル』、解けなかったなぁ。
あの宝箱ってなにが入ってたんだろ。


キャラクターも秀逸。
まずヒロインがすでに10年時代を先取りしており、
1ではツンデレ幼なじみがメイン。従順ロリがサブ。
2ではクーデレ女騎士がメイン。従順幼なじみがサブ。と、
いまやっても通じそうなキャラ付けがなされている。

他の仲間も、1、2そろってRPGのおなじみ、
「力馬鹿で攻撃力だけは主人公より上。
 しかし終盤伝説の武器を持った主人公には
 全ての面で追い越される男戦士」
が出てくる。

他にも2では「力馬鹿を超える力馬鹿」「マッド博士」「知性派中性男子」など。
古きよきをいまに伝えてくれる。


戦闘面は、敵が弱すぎていまひとつだが、
前述の通り雑魚をすべて逃げてレベルが低いときは熱い。
しかし超低レベルでも逆転できるシステムとして、
IP攻撃という技がある。

これはユニットの怒り(要するにダメージ)を蓄積して、
一気に爆発させるという大技。
ようするにFF7のリミットブレイクみたいなもんだ。
もっともリミットブレイクがダメージ技ばかりなのに対し、
こっちは補助魔法、回復、MP回復などあり、
戦術性の高さは上といえる。一発逆転の爽快さでは劣るが。


とまあいろいろと特色があるわけだが。

このゲームは前述の通り戦闘がヌルい。
ラスボス戦でさえ適当にAボタン連打してれば終わる。
しかしご安心あれ。
歯ごたえ抜群の隠しボスもちゃんと2体いる。

・目玉焼きの好きな竜

・でかい赤玉
である。

竜はマジで強い。
最高値の体力と最高値の防御力を誇り、
全滅必至の目玉焼きぶん投げ攻撃を間断なく仕掛けてくる。
よっぽど強くしたキャラでないと、即座に全滅する。

とはいえ、正攻法が通じる以上、レベルをあげれば
なんとか対抗できる相手ではある。
この竜には「ウサギさんの使うグラビデに弱い」という弱点があり、
ようするにHP4分の1攻撃で9999食らうので
これでガンガンけずればいずれ勝てるわけだ。
それでも目玉焼き乱射に焼き殺されることも多いが。


問題は赤玉のほうである。
その名も「ぬし」
なんか偉そうな、しかし俺が唯一不本意な決着を迎えた相手だ。

まずこの「ぬし」には、特殊な環境化で挑まなければならない。
こいつは「いにしえの洞窟」というおまけダンジョンの最下層にいる。
この洞窟は、ようするにトルネコの不思議のダンジョンみたいなもので、
入るたびにレベルは1に。特定のもの以外、全アイテム、魔法が没収される。

そんな極めて運の要素が強いダンジョンを、
最下層の地下100階までおりなければ戦えないのだ。

まずこの時点で辛い。
手に入るアイテム、魔法はすべて運であり、
とくに回復系がいくつ入るかで全てが決まる。
戦闘不能回復の魔法はなかなか入らない。
ダメだったら、50階くらいまでいっても脱出しなければならない。

そんな運のよさと根気が問われるダンジョンだが、
なぜかこのゲーム。このダンジョンに限って雑魚が強い。
最初のうちは本編と同じく良心的なのだが、
70階から下には、ラスボスより強いドラゴンが平気でうろついており、
こいつらとは、もしアイコンに挟まれて2連戦になったら
まず確実に全滅する。

できることはアイコンから逃れるしかない。
敵の動きの先を読んで、進行方向から逃げるわけだ。
あれ? これってRPGだよなと自問にかられながらも
「俺は剣の次にアイコン避けが得意なんだ」な状態にならなければ、
70~99階の間、逃れ続けるのは不可能に近い。

そしてようやく「ぬし」戦。
これが卑怯臭い。

まずこいつ、攻撃はしてこない。してこなかったと思う。
少なくともたいした攻撃力は持っていない。

ただ逃げるのだ。3ターンで確実に逃げるらしい。
そして逃げられたら、ここまでやってきたことは全て徒労に終わる。
また1階からやり直しである。
(本当に運が悪いと脱出アイテムがなく、リセットするハメになるとか。
 俺は経験ないが)


こいつには苦い思い出がある。
俺も昔、このゲームにハマって必至でやりこんだ。
そして100階までたどり着き、やっと戦えることになった。

の、だ、が。当時はネットなんてなく、情報のない時代。
学校でもみんなやってるってほど流行ってはおらず、
当然、ぬしに関することなんて何も知らなかった。

なので1回目の挑戦では3ターン目で逃げられてしまった。
当たり前だ、逃げるなんて知らなかったんだから。
ポカーンである。
え? これで終わり? である。

しかしそこは当時から友達の少ない俺のこと。
ゲームする時間はいくらでもあった。
続けて2度目挑戦してやった。

ただまだ3ターンで逃げられるということは知らない。
敵の行動はランダムだと思っており、
ようするに逃げられるかは運だと思っていた。
今回はよっぽど運がわるかったんだと思った。

そして2回目の挑戦でも逃げられた。
3回目。うんざりしながらもぐるが、また逃げられる。
言うまでもないが、毎回踏破自体が難関な100階層を越えて、である。

3度も続けてやればさすがに気付いた。
こいつ、すぐ逃げるんだと。
3ターンってことには気付かなかったが、
まあとにかく「手っ取り早く倒せばいいんだろ」って思った。

そして4度目。アイコン避けが驚くほど上達したころ、
ようやく正規の手段である「速攻狩り」に目覚める。

・・・が、出来ない。
こいつ、やっていただいた方は知ってるだろうが、
見た目はすごく弱そうだ。
行動パターンも弱い。
ならHPも低いもんだろと思っていた。
本当は30000あるのに。

1ターンでHPを10000奪う必要があるわけだが、
このゲームは最高クラスの攻撃でも1発500に届かない程度。
正攻法ではどうあがいたって無理なのだ。

でもそんなこと知らない俺。
「今回は強い魔法が入らなかった」「今回はレベルが低かった」
試行錯誤しながら何度も挑み、それでもちっとも倒せなかった。

でも決着はあっけなかった。
あれはたぶん挑戦が10回を越えたころ。
正月のことだ。
親戚の兄ちゃんがうちに遊びに来た。

兄ちゃんは今で言うところのニートだったわけだが、
ゲームの知識がすごいので俺にはヒーローだった。
メガドライブだかなんだか持ってて、
スパストXの豪鬼のことを教えてくれたときなんか神だと思った。
いまでは40越えてそれはないだろな仕事してて
ちょっと悲しくなるわけだが、当時はすごかった。

で、ちょうどその人がいるとき、ぬしと戦って、倒し方を教えてくれたわけだ。
・件のIP攻撃でHP4分の1、2分の1を連発する。
・その間、8回攻撃武器を装備したキャラは攻撃力を上げておく。
・3ターン目、充分たまった攻撃力で8回攻撃。
・楽勝。

本当に楽勝だった。
だが達成感みたいなものは全然なかった。
だって俺、言われた通りに指動かしてただけだし。

結局それ以降、エストポリスをプレイする機会はなく、今日に至る。



リメイクが出てたと知ったときは驚いた。
いまの仕事が終わったら、改めてプレイしてみようと思う。
今一度、今度こそ俺のやり方でぬしに挑むために。
……アイコンが避けれるかは自信ないけどさ。

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