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天敵…、そう、やつと俺の関係に、これ以上適切な言葉はないだろう。
              サンクチュアリ
やつはいつの間にか俺の領域に侵入しているのさ。
侵入者は排除しなければならない。
そう、これは聖戦だ。
聖域を守るため、戦わなければ。


―デッドラインに入った。ヤツが俺に気付く。
   コントラクト
俺は盟約に従い、月と太陽の相克にあわせて届けられた
集積の魔剣を握りしめた。

たとえ一枚一枚は紙のように貧弱でも、
一箇所に集えば、やつを叩き潰せるだけの力となってくれるはずだ。
もっとも、どんな力を持つ武器でも、扱うのは所詮人間。
やつを仕留められるかは、俺自身にかかっているが。

ヤツが動いた。くっ、相変わらずなんてスピードしてやがる。
俺は本能に近い部分の恐怖を抑えきれず跳び退った。
       グランドファザー
情けねぇ。偉大なる狩人の血を告ぐ者がこのザマかよ。
焦って魔剣を構えるんだが、時既に遅し。やつはキルゾーンから離脱し、
           Intelligenz
魔剣の届かない、知性の絶壁に身を隠しやがった。

どうする? いや、迷ってる暇はない。
ここで逃がせばヤツは必ず繁殖を繰り返し、また俺の領域を汚すだろう。
ヤツと俺は天敵、決して相容れることはないんだ。
俺はかつてとある筋から手に入れた武器、『キジェト』に手を伸ばす。
現代最強のキラーと呼ばれる毒師、フーマの作り出した最終兵器だ。
残り少ないが――もってくれよ!

「コハ・ィシンホトハ・ッケ・タ…
 ノナハク・デ・ウ・ガツマ
 オシフ・ョスンハハヤ・シ……
 約束の地より来たれ、呪われし運命を運ぶ霧消の王よ。
 古より伝わる、凍てつく病魔の楔持て、
 我が前に立ちふさがりし全ての黒き魔物へと、審判の弁を開け!」

残り少ない内腑を吐き出し、『キジェト』はヤツの逃げ込んだ知性の隙間へと
その縦横無尽な刃をもぐりこませていった。
ぐ……っ。さすがは最強のキラーが作った力、反動は俺の身体にすら襲い掛かる。
吸わないように息を止めるけど、肌にかかる冷気はどうしようもない。

たまらずやつがデッドエンドラインまで飛び出してくる。
俺は危険を承知で大きく息を吸い、改めて魔剣を構えなおした。
毒師の刃がこっちの肺にまで襲い掛かる。やれやれ、寿命が縮むぜ。
だがもう逃がさねぇ。のたうち回るやつに向けて――。

「――――ハッッッ!!!!」








……
…………。

終わった。
今日のところは俺の勝ちだ。
あばよ天敵、生まれた時代が違っても、お前と仲良くなることはなかったろうな。

けどこれで終わりとは思えない。いずれ第二、第三のやつが現れ、
サンクチュアリ
俺の領域を汚すだろう。
俺はその日が一日でも遅くなるように、
潰れたヤツの肉体と共に、聖域を清めにかかった。







今日、ゴ○○リがでました。
新聞紙で叩こうとしたけど、こっちに来たので驚いてしまい、
その隙に本棚の後ろへ隠れられました。
ゴキジェットで燻り出して、なんとか叩き潰しました。
※フィクションです。本当は母にやってもらいました。

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