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別に作品を嫌いになったわけじゃないんで念のため


デビルシスターカレンのルビィ
双子姫のカノン1,2のメル
次出る思春期のアダムのミカ
んで今書いてるやつにも1キャラ。


二次元ではあんまり見ない、
褐色系の女の子。
最近なんとなく書く機会が多い。

いわゆる黒ギャル、結構好きなのだ。
ンまあ何年か前に流行ったガングロだかゴングロだかは、
ウルトラマンに倒される怪獣くらいにしか思えないが、
二次元なら良いものだ。



でだ。

パッと思いつく褐色娘って誰だろうか?
やっぱりマーニャ? やっぱりミネア?
それともララァ? カオラ・スゥ? 
アンジェリーナ・ジョリー? オタク渋いねェ。

個人的にはナディアである。
「ふしぎの海のナディア」のナディア。
製作スタッフがエヴァのとほぼ同じだったり、
当時のアニメ界で伝説を築いてたり、
著作権にうるさいネズミ団体にチョメチョメされたりで有名な作品のヒロイン。
個人的には人生で記憶に残ってるアニメベスト10に入る作品で
褐色っ子といえばまずこの子が出てくる。

最近、知り合いの家に行ったらDVDが揃っており、
借りられたので、今日まで時間をかけて見てみた。




・・・・・。

・・・・すごい!


これはすごい。悪い意味ですごい。
アニメとしては素晴らしい出来なんで、
前に見たときは超作だとばかり思ってたけど、
ヒロインに注目して見たらそうとうひどい。
まだ萌えがどうこう言われる前の時代の作品とはいえ、
これほど萌えないヒロインは初めて見た。

ネットで調べたらファンの間では
「アニメ史上最悪のヒロイン」なんて呼ばれてるそうだが、
まったく、名にはじないダメっぷりである。
現にDVDのおまけ映像、「ナディア、おまけ劇場」でも、
きっぱり「わがまま」と名言され、
周りをふりまわす迷惑な女の子であることが何度も強調されている。


全39話構成なのだが、その軌跡を追ってみようか。


↓ 

以下、ネタバレありなんで、ナディアをちょっとでも見たことがある。
もしくはそんなにネタバレ気にしないと言う方のみどうぞ。
















まず第1話。この時点ではさほどダメな子という感じはしない。
むしろもう1人の主人公、ジャンのほうがウザいくらいで、
ふと見かけて一目惚れしたナディアに対し、ストーカーまがいの行動を見せる。
そして2話。まだジャンに心を開いておらず、
ちょっとぶっきらぼうなのも分かる。
3話、4話、だんだんと勝気な性格が前に出てくる。まだいい。

~10話まで。
ここまではむしろ正統派ヒロインである。
悪の組織ガーゴイルに追われ
ジャンやペットのため、その身を挺して人質になったりもする。
最終的に、さほど心を開いていなかったジャンに助けを求めるあたり、
ツンデレでいう、ンデ期にさしかかっていて萌える。
問題はここからである。

ガーゴイルから逃げおおせた一行は、潜水艇ノーチラス号に乗船する。
この間のナディアの陰の薄さときたらない。
最新鋭の科学を前に、冒険心を疼かされたジャンに視点がシフトしているためか、
ひがな一日自室のベッドで寝ているに近い状態である。
そしてそんな、活躍せず魅力が語られない中で、
ノーチラス号に世話になりながら、人殺しをするノーチラス号を悪と言い張る
ワガママな性格だけはしっかり肉付けされていくのである。

そしてノーチラス号を降りた、通称「島編」。
食料のない無人島にも関わらず、ベジタリアンなのに
出てきた食べ物に肉が入っていたことで、
1話20分強のアニメで冒頭5分近くキレ続けるという
凄まじい自己中っぷりを発揮。
しかもキレる根拠が、「肉を食べるのはみんな悪人」という持論のみである。
その後も半電波な行動を続けたあげく、
ナレーションにまで「周りをこまらせます」「なにを考えているのでしょうか」と
ツッコまれる始末。

ここまでツンツンしたからには、もうデレ期はないのか?
と思いきや、転換は恐ろしく早い。
拾い食いでお腹を壊すという、また高度なキャラ立てをするのだが、
薬を探そうと思って毒キノコを食べ、ダジャレしかいえなくなった(結局薬は作れていない)
ジャンに対し、「私を心配してくれたのね……」とデレ期突入。
・・・これまでノーチラス号中の全員が貴女を心配してましたがね。
いや、振り回され続けたジャンの、苦労が実ったと考えよう。

その後は裸を見られそうになっても嬉しそうにしたり
顔が近づけば自然とキスしたり。
まだ視聴者のこっちがついていけてないうちにデレデレ。
しかしその期間はとてつもなく短く、
ジャンに毒キノコでラリってる間の記憶がないと分かるや、
手のひらを返して怒りだし、またツン期に逆戻りである。

とはいえ心の距離は近くなっていたようで、
島編脱出時にはわりとジャンに対する気づかいも見せるし、
脱出の最後には裸で抱き合うという、アドベンチャーヒロインの鉄板までやってのける。
別にデレ期に入らなくてもいい。
ただこの時点でもう30話。全体の7割が終わったところなんだから、
このくらいはジャンとの心の密接さを見せてくれると嬉しい……。

が、直後の展開がこのナディアを萌えキャラたらしめない究極である。
ポッと出の男に一目惚れしてしまうのだ。
いやそれはいい。別にハーレムアニメではないのだから、
他の異性に心が動くのはあってしかるべきだと思う。ドラマティックでもある。
出会った瞬間目がハート型になるというチープな演出で、寝取られっぽくはなってないし。

だがこの惚れ方、正直痛い。
会って数日(数時間かも)の相手に対し「彼ならやってくれるわ」と
もはや恋心どころか崇拝に近いことを言い出し、命を預けさえするのである。
・・・ジャンにデレた時も思ったけど、コイツ、すげーチョロい女なんじゃ。
そんな彼女に、仲間たちも「ひどい」とこき下ろす始末。

そして、まだ「なんなんだこの女は」的な空気が拭えない中で、
物語はクライマックスに突入する。
件のガーゴイルが再度現れ、ナディアはまたも彼らに連れ浚われる。
そしてノーチラス号の面々と再会し、
最終決戦にいたるのである。

・・・が、この後、ナディアに見せ場はない。
まあ詳しくは見てもらうとして、色々と駆け引きがあり、
最終的にナディアがしたことといえば、
生まれながら使える神秘的な力で奇跡をひとつ起こしたくらい。
がんばりの類はひとつも見せていないし、
女としても最終話で突然お色気キャラになった副官に負ける。
ちなみに最後には、名もなき船員に怒鳴られて終わる。
いちおうは後日談もついているのだが、
そこでもジャンに嫁いだこと、料理が苦手なことが明かされるのみで、
一番美味しいところは、これまで目をかけて育ててあげた幼女に持ってかれるのである。

んーむ。振り返ってみるとほんとすごい。





ちょっと悪意に満ちた書き方をしたが、
ナディアに魅力がないというわけではない。
むしろ初期や島編脱出時では正統派というべき活躍をしているし、
結局見終わったみた感想として
「可愛い女の子」という印象が残っている時点で、彼女が良いヒロインなのはまちがいない。

ただ科学万能な作品の世界感で、
生まれからして科学とは対極でなければならない彼女のキャラクターが
合わなかったということか。
ノーチラス号や敵戦艦など、科学に取り込まれて、地面に足が着かなくなると
あらゆる意味で恐ろしく弱く、嫌な部分ばかりが出てしまうのである。


DVD視聴、計12時間強。
ヒロインの作成、ヒロインと世界感の組み立てについて、
非常に勉強になったひと時でした。

まあ見終えた感想として、俺内褐色肌キャラランキングで
ララァ>ナディアになったけどね。
人は変わっていくわ。わたしたちと同じように。

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