鎮まれ・・・俺のなかの魔獣よ・・・!

ああ……今夜も魔眼が疼く。
どうしてこんな身体になったかな。答えの出ない自問はこれで何度目か。俺は小さなため息と共に、手にした鏡を覗き込んだ。
あるのは紛れもなく俺の一番知った顔だ。何年も連れ添っている自分自身の顔。

けれど今の俺には、それが自分のものとは思えなかった。
こちらを見てくる間の抜けた面は、どこか人ならざるおどろおどろしい形相を呈している。
視線が重なる。……チッ、また疼いてきやがった。

魔眼はどこか嘲笑うかのように俺を見つめている。
オッドアイ? なんて言うんだったかな、鮮やかな赤に染まった右の瞳。
赤は血の色。生命の色だ。けれど赤さは異常だよ。充血なんてもんじゃない、まるで血をそのまま塗りたくったみたいだ。

なぜこうなったのか……。理由は一つしかない。俺としたことが、『闇』を甘く見すぎていたんだ。
ふざけ半分で『闇』に手を出し、結果こんな身体にされてしまった。
自業自得ってやつか。やれやれ、自嘲する気はなかったのに、鏡のなかで右目が笑ってやがる。

無駄だとは分かってたけどな。一応医者にはかけあったんだ。賽を振るのを忘れた者に、あがりはない。解決の手段を探りはしたんだ。
結果は見事に玉砕さ。ろくな解決法も出さないくせに、バカ高い診察料だけふんだくられた。
失望? してるね、あんなヤブ医者を頼りにした自分自身に。

ッ……また疼いてきやがった。右目が痛む。
こすらないほうがいいんだろうか? 医者はそういってた。
たしかに擦ったりしたら、ただでさえひどい有様の白目が充血して、もっと濁った色になるかもな。我慢しなきゃ。
参ったね。いつになったら解放されるんだ。闇が招いた赤い魔眼から。

ああ……今夜も魔眼が疼く。








闇鍋パーティではしゃぎまくったせいか、
結膜下出血で右の白目が真っ赤になっています。
医者に見せたら1週間くらいで自然に治るって話だけど、
なんかちょっと痒いです。
辛いです。

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